シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解釈。或は、落書き。

頬に十字キズは京都に着く。:るろうに剣心-京都大火編

こんにちは。

 続いて映画るろうに剣心-京都大火編のあらすじを独断と偏見ある感想とイラストと共に語りたいと思います。るろけん-京都大火編その3です。

 

 では、ここから作品のネタバレ注意です。

 

猫を撫でる想い

「み~つけた~!」

 京都に着いた剣心は眉毛のよく動く操に連れられて葵屋へ向かう。

「ただいま~。」

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 蒼紫の探していた緋村抜刀斎を見付け、葵屋へ連れ込み喜々とする操に対し、暗い表情の翁は静かに猫を撫でている。

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 座敷にて剣心と翁は語り合い。そして、剣心は知る。

翁たち葵屋と操は隠密御庭番京都探索方一味であり、かつての敵同士だった事。口封じの為、歴史の闇に葬られた隠密御庭番衆の最後の御頭である蒼紫の事。

さらに、蒼紫は守るべき仲間も憎むべき幕府もない今、彼のやり場の無い怒りは〝幕末最強の緋村抜刀斎〟へ向かっている事。操は修羅に落ちたとも知らず、蒼紫を慕い続けている事も知る。その話し合いを知らない操は外で静かに猫を撫でている。

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「拙者が今回京都に参ったのは、志々雄真実と決着を付ける為。」剣心は翁にそう語る。

薫との別れ際には止めるとの表現は決着へと変わる。少年の悲しみや志々雄の思想を知り、未来への憂いを感じます。

 

剣心は斎藤と合流し、志々雄へは十本刀の一人である刀狩りの張が合流する。

 

逆刃刀の代わり

 御庭番衆の情報網により、剣心は逆刃剣の刀匠である新井赤空の墓前に立ち、昔を想う。

「俺はこれから、人を斬る事なく新時代を生きる人達を守る道を探すつもりです…。」

そう言う剣心に、赤空は餞別に逆刃刀を渡して言う。

「そいつが折れた時、それでも甘い戯言を言い続けられるなら、もう一度俺を訪ねて京都へ来な。」

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そして、赤空の息子である、青空の所を訪ねる。

「父は昔よう言ってた。自分の造った刀が新時代を創ると。」

青空は人を殺して時代を創る道理も刀も必要ない。毎日に使う刃だけ作ると考え、剣心から依頼された刀打ちを断る。

剣心は青空と妻、その幼子を見据えて刀をあきらめ、その場を去る。

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同じ頃、剣心を追う薫と弥彦も京都まで来ていた。

 

剣心と入れ替わる様に、赤空の最後の刀を求め張が現れ幼子を誘拐する。事情を青空夫妻から聞いた剣心は張を追い神社に向かう。

抜刀斎に気付いた張は斬りかかり、剣心は折れた逆刃刀を抜刀する事なく間合いをとる。

イラつく張は背中に剣心から、鞘で一撃をくらい倒れこむ。

しかし、再び剣心に襲いかかる張。

張から浴びせ蹴りをくらい、倒れこむ剣心。子を追い現れる青空。逆上している張。

「死と償えきれぬ流血のはて新時代を迎え十年。戦も流血も知らず、幸せな家庭で、子供が健やかに育つまで時代は平和の様相を見せ始めた。貴様にとってどうであろうが、拙者にとってその子は掛替えの無い新時代の申し子。」

「拙者の命に代えてでも、その子は必ず取り戻す。」

折れた逆刃刀を地面に刺し、鞘を構えた剣心に対して張は新たな殺人刀を構える。

青空は走り出す。我が子を救う為、父の最後の刀を求め、剣心ならと想い走る。

剣心は刀を振り回しにくい狭い神社の床下で戦い、張を投げ倒す。

しかし、三度剣心に襲いかかる張。二人はもつれ合い境内に転げ落ちる。

神社に辿り着く薫と弥彦。刀を手にして息の上がる青空は剣心に最後の刀を放り投げる。

刀に気付き斬り殺そうとする張の一太刀をかわし、剣心は刀を手にして構える。

抜刀すれば殺人術。人斬りに戻る事に躊躇する剣心に張は幼子を殺すと挑発する。

「人を斬る喜びを忘れたぁゆうなら、このワイが思い出させたるワ。実演をふまえてナ!」

幼子の泣き声と薫の叫びの中、剣心は張の背中から抜刀する。一太刀は張の首に振るわれる。見入る薫と弥彦。歓喜して倒れこむ張。我子へと走る青空。

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「…剣心。」

薫の声にハッとする剣心は逆刃刀を手にしている事に気付く。結果的に人斬りに戻った事を受け入れられない剣心には薫の声はもう届かない。放心のまま剣心は参道を一人行く。

剣心は葵屋に戻り、新しい逆刃刀を拵えていると、刃に刻まれた赤空の想いを知る。

「赤空殿。俺はまだ貴方と同じく、甘い戯言に賭けてみたい。」

時代の移り変わりと共に剣心は人の在り方も変わっている事に気付いたのだと思う。

志々雄が他人に絶望して、己に希望を抱き時代を逆行させようとしている事に対し、

剣心は他人に希望を見出せたのだと思う。だから捨身で戦える。

 薫と弥彦も剣心を追い、葵屋へ来ていた。剣心は人斬りの姿を見られても受け入れてくれる薫に希望を抱き、新しい時代の為に出来る事を探そうと行動しているのだと思う。

「言ったろ。迷惑な振りしてても、女に追いかられると嬉しいもんなんだよ男は…ペチン!

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最後までお付き合いありがとうございます。

次回もこの続きを予定していますので、もしよろしければ次回もお付き合いください。