シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解説。或は、落書き。

頬に十字キズは知らない。:るろうに剣心-京都大火編

こんにちは。

 続いて映画るろうに剣心-京都大火編のあらすじを独断と偏見ある感想とイラストと共に語りたいと思います。るろけん-京都大火編その4です。

 

 では、ここから作品のネタバレ注意です。

 

今までとこれからの為

京都大火の計画がいよいよ実行される。沸き立つ志々雄達とその部下。

 

「別に志々雄に忠誠心なんてあらへん。利害関係があって集まっているだけヤ。」

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張は警察に捕まり、あっさりと京都大火の計画を斎藤達に話す。

それは幕末の池田屋事件を模倣したものであった。新政府に見せつける為と斎藤は推理するが、あっさりと話をする事に剣心は疑念を抱く。決行は明日…。

 

志々雄の動きに、長年京都に根付いてきた葵屋も動く。

警察は京都の人々に注意を呼びかけ、京都中の人々がそれぞれ自衛の為に行動する。志々雄が望む強い者だけが生き弱い者が死ぬ風景ではなく、人々が京都を守り、助け合う姿がそこに描かれている。

 そして、剣心は白い着物を身にまとい、決意を新たにしていた。薫と弥彦も立ち上がる。

「中途半端な気持ちでここまで来た訳じゃない。剣心の戦いをしっかり見とどける。」

「無理は禁物でござるよ。」葵屋の人々に目配せして、剣心は斎藤達に合流する。

しかし、斎藤は薫の参加が剣心の弱味になる事を想ってか、快く思わない。

 

 「宗次朗。手みやげ忘れんじゃねえぞ。」志々雄の言葉に宗次朗は微笑む。

 

 厳戒態勢の京都の空に花火が打ち上がる。その光景に歓声は無く、人々は不気味に静まり、さらに警戒を強める。

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 太鼓の音、男達の掛け声と共に燃え上がる山車が現れる。その火柱は周囲の建物より高く、京都の街を明るく照らし進行する。歓喜する人々不在の祭が進行中である。

 橋を境にして、山車から松明を灯す志々雄の部下達と発砲する警察達を合図に祭は怒号を上げ、攻防戦に様相を変える。その戦乱に佐之助も参戦していた。

 

葵屋にて、京都にて。

 葵屋では、翁が蒼紫の帰還に気付く。

「操が必死で、お主を探していた事を知っておったじゃろう。操は今も、お主が昔のままの蒼紫だと…」「そんな事はどうでもいい。」

抜刀斎に執着する蒼紫は翁が語る操の想いに聞く耳を持たない。

「俺の幕末は終わってはいない!」

蒼紫は翁に斬りかかり、二人の戦いが始まる。修羅に身を置き続け仲間の無念を燃やし続ける蒼紫と、修羅から救い上げようとする翁は一心に操の笑顔を想う。

 

 街中では戦乱が続いている。屋根の上から薫を狙う志々雄の部下に気付き、剣心が走り、駆け上がり、倒す。戦乱の中で剣心と薫は見つめ合う。絶え間無く危機にさらされ、最後を感じる様に見つめ合う。その二人を操が見つめている。

出火の声に我に返る三人。操に薫をまかせ火の手に走る剣心。操は薫の傷を手当てする。

剣心は戦乱の中に志々雄を見付け追い駆ける。その先で四方から現れる志々雄の群は罠である。誘い込まれた剣心は志々雄の影武者を次々に倒し続ける。

葵屋でも二人の戦いは続いている、翁は戦いながら、蒼紫を二階へ誘い込む。

街中を暴れる佐之助は川に落ち、操は蒼紫が葵屋へ帰還した事を知り走り出す。

 

 翁の説得に頑なに応じない蒼紫。二人はもつれ合い葵屋の二階から庭へと転落する。

 二刀流で斬りかかる蒼紫に、翁は隠して置いた竹やりを構えカウンターで突き刺す。

「蒼紫様。蒼紫様。」「来るな!」

二人の前に現れた操は戸惑う。信頼する翁が慕う蒼紫を殺そうと見えたから。

蒼紫は体幹を軸に回転しながら、両手の刀を振り回し、竹やりを切り裂きながら翁との間合いをつめる。その勢いのまま翁の胸を切り裂く。雷鳴が轟き、雷光が二人を照らす。

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 絶句する操の目には吐血しながら倒れ込む翁とその姿を無言で見下す蒼紫が映る。

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「俺はかつての四乃森蒼紫ではない。」

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そう言って、操の前から立ち去る蒼紫からは冷血さでなく、弱さと優しさを感じます。人の暖かさから距離をとらないと修羅で居続けられない弱さ、操を期待させたくない優しさです。頑なで真面目な男ゆえに仲間の死に対して報いる行動しかできない。死がこれ以上ない尊いものであればあるほど彼を呪縛してしまう。死を置き去り笑う事は出来ない。

 

 剣心は倒しても次々に現れる志々雄の影武者達に刀を振り、薫は戦いに疲れを見せ始める。叫びと共に現れる佐之助は巨大な木製足場を倒し影武者達を下敷きにし、剣心に殴りかかる。

「かたじけない。」「わかりゃイイんだよ。」

斎藤も剣心に合流して戦乱の違和感を共に語る。

「何かおかしいと思わないか?肝心な志々雄や十本刀とやらはどうした。」

そして、疲れ果て休む薫に近づく宗次朗の姿があった。

 

最後までお付き合いありがとうございます。

次回もこの続きを予定していますので、もしよろしければ次回もお付き合いください。