シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解説。或は、落書き。

頬に十字キズは走る。:るろうに剣心-京都大火編

こんにちは。

 続いて映画るろうに剣心-京都大火編のあらすじを独断と偏見ある感想とイラストと共に語りたいと思います。るろけん-京都大火編その5です。

 

 では、ここから作品のネタバレ注意です。

 

嗚呼スレ違いスレ違い

「神谷薫さんですよね。」

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宗次朗は笑顔で薫に近づく。

 

「京都大火はあくまでも第一段階。志々雄が歴史をなぞろうとしているとしたら。」

志々雄の狙いは東京であると、剣心は勘付き走り出す。出会いがしらに馬と対峙して転がり、馬上で気絶している薫を見付ける。

「薫殿…。」

宗次朗は薫を気絶させ、馬を使い誘拐する。

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剣心は薫を目指し、一目散に走り出す。燃え上がる大八車、庇へと順に踏み台にして、屋根へ飛び上る。屋根を駆け抜け、屋根から屋根へ屋根から地面へ転がり落ち、橋を駆け抜ける。今も混乱の残る京都を駆け抜け、薫を追い待機している馬に飛び乗る。

 

 死体なのか判別のつかない人々が折り重なる京都の街中を蒼紫は行く。

「何処だ…何処だ…抜っ刀ぅ斎ぃ!」この男は最後まで剣心とすれ違い、そのストレスをその時会った男にぶつけて突き進む。悲劇か喜劇かスレスレのバランスが凄く好きだ。

 

取捨選択

 剣心は馬を走らせている。雷鳴と豪雨の海岸線。容赦なく挑み続ける相手と戦い、疲れた剣心は雨に濡れて海岸沿いを行く。

 木製の足場をなぎ倒し、海上に鉄の塊を見付ける。轟音、沢山の物が破壊され燃え上がり、押し退けられる音が重なり、雨風の音はさらに強く感じる。海上を行くのは船である。

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 剣心は、なぎ倒され燃え上がる足場を走り上がり、船の甲板に転げ落ち、志々雄の部下に囲まれる。志々雄の部下達を倒した剣心の前に現れる十本刀と志々雄真実。

「流石だな先輩。京都大火で終わりではないと見破った訳か。」

「薫殿はどこだ。」

 人斬りに戻らない剣心にあきれ、志々雄は薫の名を叫ぶ。船橋に方治と由美に連れられて、薫が姿を現す。

 薫を心配する剣心に志々雄は怒り、感情を煽る。

「俺が興味あるのはな。アンタの中に脈々と流れる人斬りの血だ!」

 刀を抜く志々雄。身動きしない剣心。剣心に呼びかける薫。

 志々雄の掛け声を合図に方治は松明を薫に近づける。

「やめろー!」

怒り叫ぶ剣心に喜々とした志々雄。

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「痛いぜ。熱いぜ。いっそ殺してくれと…」「志々雄やめろ…。」

「それだよ先輩。それなんだよ!俺が待っていたのは。俺を殺したいか?あん。殺してみろよ。」

 

「だめー。挑発にのっちゃだめよ。」

薫は叫ぶ。剣心が人斬りに戻らない様にと一心に叫ぶ。

「自分を呪い。神を呪い。仏を呪い。時代を恨み全てを憎む。」「黙れ…。」

「いい顔だよ先輩。はっはは…。」

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「し!し!おー!!!」

 ついに剣心は怒り、志々雄に斬りかかる。行く手を阻む十本刀。呼びかけ続ける薫。

 

「抜っ刀ぅ斎ぃー。」叫ぶ方治は船橋から海へ薫を蹴り落す。

 薫を追う剣心は十本刀をすり抜ける。しかし志々雄が行く手を阻み斬りつける。剣心は足で押さえつけられ、身動きできない。

「どうした。そんなもんか?伝説の人斬りの実力はその程度か?」

 志々雄の挑発は剣心に届かない。スキをつき剣心は海へ飛び込む。

 完全勝利を誓う方治の行動は志々雄の期待を裏切る。

 

 荒れ狂う空と海の中で、必死に薫の名を叫ぶ剣心の声は時折雷鳴に掻き消される。

 

 明るい陽射しと穏やかな潮騒。海藻と共に浜へ打ち上げられる白い着物の男は剣心である。刀を握り気絶した剣心。生命ある行動はカニだけの画。

 浜に一人、男の人影が現れる。逆刃刀を、剣心の顔を確認する男。その男は剣心を担ぎ波打ち際を行く。エンドロールが流れ、続劇を迎える。

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 剣心は志々雄を止める為、過去と決着をつける為に京都へ向かった。

 旅の途中、人斬り時代の象徴として志々雄の影響力を目にする。それは新時代との狭間でどう在るべきかを考えさせられる。結果として志々雄を止める事も、薫を救う事もできなかった剣心ではあった。しかし、剣心が悩み決断した行動で周囲の人々もまた行動した。

剣心の優しさと孤独 志々雄の憂いと淋しさ。そのコントラストが印象的でした。

 

最後までお付き合いありがとうございました。