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シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解説。或は、落書き。

ひとりじゃないから:はじまりのうた

ドリーム

今週のお題「私がブログを書く理由」

 

以下ネタバレ注意です。

 

映画、“はじまりのうた”は、人間関係に疲れた男女が音楽をキッカケに居場所を見つけ出します。音楽プロデューサーで男性のダンと女性シンガーソングライターのグレタはNYで出会い、音楽活動を始める。

 

ダンはお互いの音楽センスを理解し合う為にプレイリストを聴き合おうと提案する。グレタは選曲で性格を分析される事に戸惑いながらも、スプリッターを使い1つの曲を2つのイヤホンで聴き合いながら街中を散歩する。2人は互いの感性に触れ合いながら打ち解けていく。

趣味の愛し方でその人の知性を感じ、感情の豊かさを知る事がある。新しい刺激を受け、誰かと共感する喜びが描かれている。

 

そして、音楽を聴き合いながらダンは、音楽が平凡な風景を意味あるものに変え、美しく光り輝く真珠になる事を語る。段々と2人の信頼関係が築かれ、恋愛関係に発展するのではないかとハラハラする。それは、互いにまだ過去の人間関係に愛着があるからだ。新しい恋愛ではなく、一度壊れた人間関係の再発見を期待してしまう。

音楽に限定する事なく、芸術は世界を美化する魅力を秘めている。世界を受け止める感性は人それぞれだ。心は前の日の出来事、その日の天気や気分でどうとでも変わってしまう。心の色彩は不安定なものだ。

それでも世界には、悲しみを癒す音楽があり、心が落ち着く絵画があり、気持ちを前向きにさせる活字がある。その魅力を知っているから美しいと感じるものに心惹かれる。

 

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その後、ダンとグレンは音楽活動をしながら自分らしさを取り戻す。ダンは家族との関係を修復し、グレンは元彼との距離を確認する。

芸術活動は心の解放へと繋がる時がある。外からの刺激で心がソワソワと動き出し芸術へと行動する。歌いたくなったり、絵を描き始めたりたり、物語を思い浮べたりしてしまう。その衝動的な心を内へと思考する事で心の求めるものを知り、個性が輝く事がある。

ブログは芸術活動の側面を持っている。日常や考察の記事から人の息吹を感じて刺激を受ける。活字や画像、動画を媒体に表現されている。出来事や感情を分解し、再構築して伝える事が出来るのだ。富豪の倉庫で値上がりするまで保管される事なく、誰でも即座にアクセス出来る。もしかすると、もう幾つものブロブ記事が人工知能の作成したものかもしれないけど、読み手に心がある限りモニターの向こう側に人柄を感じるだろう。

 

衝動に突き動かされ、可能性を模索している。こうして、このブログの記事を書いている。そんな独り言を楽しんでくれたら嬉しいと思う。