シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解釈。或は、落書きやネタバレ。

2004年の桃色閃光活劇:キューティーハニー

 

今年、元気を感じた映画は“キューティーハニー”でした。元気を渇望して巡り合ったのがこの作品です。

特撮に、所々アニメが混ざり合いテンポ良く楽しい映画です。特撮映像は現実に出来る限り自然な演出ではなく、現実離れした過剰演出です。現実超越感がとてもダイナミックで爽快感たっぷりなのです。これは、アニメから飛び出した特撮映画です。

 

舞台は白昼の海ほたるパーキングエリア

巨大なカッターフェイスの上に現れる逆光のシルエット。秘密結社パンサークロー四天王のひとりであるゴールドクローの「貴様っ何奴!」と問う言葉に、高笑いと正義の口上!咆哮と共に飛び降り、敵中にキューティーハニーが現れる。

ピストルを構えるパンサークロー戦闘員のみなさんに、剣を掲げ正面から対峙するハニー。多勢に無勢の状況に潮風が舞い、なびくピンクの髪。

ゴールドクローの指パッチンを合図に奴等のピストルがハニーを狙う。銃声の轟音と弾丸の豪雨。高速で剣をかざして弾丸を弾くハニー。弾かれる金属音と飛び散る火花、足元で山となる弾丸薬莢。ついに、弾丸切れのピストル。ハニーの気高い眼差しが敵を捕らえる。

その後、攻勢のハニーはギッタンバッタンと戦闘員の群をなぎ倒し弾き飛ばし、ゴールドクローの股越しに叫び、剣を構える。

ついにボス戦が始まるぞ。っと、これぞ燃える展開!熱い演出!!

ゴールドクローの挑発に「いつでも!どうぞ♡」と微笑み、一歩前に出るハニーの元気、陽気、勇気が頼もしい。

実に壮快、正に快活、全く愉快な特撮映画なのです。

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いつでも!

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どうぞ♡


 

ハニーの元気の源であるアイシステムは命を活性化させます。亡き父上はアイシステムをハニーに託し、命を与えました。そんなハニーは生まれ変わって1歳の女性、周囲に勇気を振りまく姿が健気です。

健全な元気は気分を陽気にさせ、勇気を奮い立たせますね。勇気は伝染する事があります。

その元気、陽気、勇気は如月ハニーを取り巻く三角関係で循環します。ハニーを敵視する秋夏子。ハニーの秘密を探る早見青児。彼女たちはパンサークローの企てに囲い込まれていきます。挙句、さすがのハニーも窮地に立たされてしまう。

そして、勇気の循環を感じる夏子の弾丸、陽気な青児の気合い、そして、元気なハニーの復活劇。アイシステムに宿る想いや、命の繋がりさえ感じる後半の展開も見物です。

 

ちょっと元気がない時に陽気な特撮で勇気を奮い立たせてはどうでしょうか。

立ち向かう前に面倒や苦手意識が先行して気持ちが萎えてしまう事がありますが、元気で乗り越えて行きたいものです。

軟弱な精神は、健全な肉体で引っ張り上げて前を向いて歩いて行きたい。

 

2004年公開された映画でしたが、今観てもハニーフラッシュは元気の証でした。