シッポノリンカク

映画好きで絵描き好きな曖昧模糊な記憶。又は、自由闊達な解釈。或は、落書きやネタバレ。

陽だまりの欠伸。又は、戌の年の初め。

今週のお題「2018年の抱負」

 

今年も作画を楽しみます。作画をしている時は、radiko.jpでラジオ放送を聴きながらペンを握る事があります。

聴覚に集中すると、言葉や音が心地良い風景の呼水であることを感じます。

 

去年の冬に流れたラジオドラマがとても良かった。FUNKY FRIDAYのLove Timeです。

両親を失い親戚で引き取り手の無い少年が、独り暮らしの叔母さんとの生活で成長する話でした。叔母さんは自身の結婚より少年の進学や成長に熱意を注ぐ、その気持ちの重さに少年は反発してしまう。劇の章間に流れる曲が、物語世界の臭いを感じさせます。曲が終わると青年になった主人公の語りが始まる。その眼差しに優しく頼もしい姿に成長した事が感じとれます。物語の最後に青年が抱いた叔母さんの印象で幕が下りる。叔母さんは母の様に笑い、父の様に照れていたと語る。うろ覚えですが、多分そんな終劇模様だったと思う。少年から青年に成長した気持ちの大らかさにペンが震えました。

沢山のメディアで今年も心揺さぶる人間ドラマと巡り会いたいものです。感動は創作意欲を掻き立て、衝動的になれます。とても集中出来る時間が生まれる空間です。

FUNKY FRIDAYで流れるナンバーは未知の曲も多く、抜群の選曲センスがとても気に入っています。時折流れる昭和の曲が心にしんみりと滲む事があって、心地良く沈んでしまう事があります。

初めて聴いたペドロ&カプリシャスは衝撃的でした。“五番街のマリーへ”という曲をご存知でしょうか。こんな切ない曲が生まれた時代があったのだとペンが止まってしまいました。

ふがいなく後ろ髪を引かれた温かみのある人情が心に沁みます。しばらく聴いていると、偽善の煙たさの奥に懺悔の灯が揺れているような、なんとも彩度の低い昭和の香りを感じる曲でした。渋くてたまらない。嗚呼マリーさん…幸せであってくれ。

 

 

そして、今年はルーベンスの絵画も来日するらしいので、すこぶる楽しみです。写実的な筆づかいで、躍動感あふれる劇的な絵画に好奇心が疼きます。ルーベンスは“フランダースの犬”の主人公ネロが観たかった絵画を描いた人物なのですが…

まさか、戌年に会あせての展示なのでしょうか。ネロの熱望した絵画が展示されるのかは不明なのですが本当に楽しみです。

 

時には心の好奇心を大切に、事の流れに身を任せようと思います。まぁ、気ままな現実逃避ですね。

その流れの先で起きる出来事を受け入れ、心に素直に従えば良いと思うのです。心に従っていれば落ち着いて決断して受け入れられる。心の道標を目印に流されようと思います。

  

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では、皆さまが今年も幸多い一年である事を願います。